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パルコ/シンガポールの商業施設運営会社と業務提携

2011年04月13日 / 海外経営

パルコは4月13日、シンガポールの不動産会社CapitaLand Limited(キャピタランド)のグループ会社であるCapitaMalls Asia Limited(キャピタモールズ・アジア・CMA)と業務提携すると発表した。
CMAはアジア有数の、商業施設に特化した上場不動産会社で、中国と日本における共同での事業展開について、具体的な検討を進めるという。
上海、北京を中心とした中国都市部における新規と既存商業施設の運営協力を実施。パルコの持つ都市型商業施設運営に関するノウハウを中国において活用し、日本の専門店各社にも中国進出の機会を提供することによって、より特徴のある商業施設の運営を目指す。
日本国内での新規商業施設の開発・運営協力についても具体的に検討する予定だ。
パルコは、「中期経営計画(2010-2012年度)」の中で、国内・海外への都市型商業の拡大を事業戦略の一つとして上げている。
中国では成長著しい都市部での事業展開に優先的に取り組むことを中期経営計画の中で掲げ、複数の現地パートナー候補と具体的にビジネスモデルの検討や案件の調査を進めていた。
CMAは、アジア5か国・49都市に92物件の商業施設を所有、運営し、その総資産額は約237億シンガポールドル、総延床面積は約680万平方メートルとなっている。
中国では、53物件(開業済み:38、開業予定:15)の商業施設を展開、今後の開発計画を含め、3年から5年以内に合計100物件程度まで拡大を予定している。
パルコとCMAは、1995年に開業したシンガポールの商業施設「PARCO Bugis Junction(パルコ・ブギス・ジャンクション)」の共同運営などを通じ、双方の商業施設運営能力について理解をしあう良好な関係を構築しており、今後の事業展開における有益なパートナー企業であるという。

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