ローソン、KDDIほか/太陽光発電で32店舗間に電力を融通する実証実験11月開始

2025年08月08日 15:34 / 経営

KDDI、auエネルギーホールディングス、エナリス、ローソンは11月、ローソン店舗のCO2排出量削減および電力の需給バランスの安定化に向け、群馬県内のローソン店舗に設置した太陽光発電設備と蓄電池設備の電力を32店舗間で融通する実証実験を開始する。

<実証の全体図>
ローソン

店舗にソーラーカーポート・垂直両面太陽光・屋根置き太陽光の3種類の太陽光発電設備と蓄電池設備を設置し、複数の店舗間で電力融通する取り組み。国内コンビニエンスストア業界での実証は初めて。

エナリスの発電量予測技術や蓄電池の制御技術を活用し、店舗で発電・蓄電された再生可能エネルギーの電力を、太陽光発電設備の設置が困難な他店舗へ融通する。

実証では、群馬県内のローソン26店舗に蓄電池設備を設置。そのうちの2店舗にソーラーカーポートや垂直両面太陽光などの太陽光発電設備を設置する。ここに、太陽光発電設備や蓄電池設備を設置できない6店舗を加え、合計32店舗の電力を最適に統合制御する検証を行う。

実証により、ローソン店舗のCO2排出量削減と、蓄電池を活用した調整力供出による電力系統全体の需給バランスの安定化を目指す。

加えて、災害時には蓄電池を活用し、照明やレジなどコンビニエンスストアの基本的な運営機能を維持することで、地域レジリエンスへ寄与する。

4社は、実証の成果を踏まえ、太陽光発電設備や蓄電池設備の設置店舗数を増やすことを検討していく。

なお、ローソンは、2024年9月より三菱商事・KDDIによる新経営体制へ移行後、「Real×Tech Convenience」の拡大を推進するとともに、さまざまな社会課題を解決していくコンビニを目指している。

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