ヤオコー 決算/4~6月営業収益は10%増、利益も増益を確保
2025年08月08日 15:35 / 決算
ヤオコーが8月8日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、営業収益1938億6500万円(前年同期比10.0%増)、営業利益105億7200万円(1.9%増)、経常利益104億1500万円(2.3%増)、親会社に帰属する当期利益71億4600万円(0.6%増)となった。
販売面では二極化対応を継続し、価格コンシャスを強化。EDLP(常時低価格施策)や「厳選100品」に加え、生鮮の頻度品などの価格政策に取り組んだ。集客強化として、単品量販を推進する「日本一企画」や、地方の特産品をそろえる「産地フェア」「豊洲祭り」なども実施した。
6月に東京都23区初出店となる杉並桃井店(東京都杉並区)をオープンしたほか、松戸古ケ崎店(千葉県松戸市)を開設。23区では今期中に、東京都板橋区に板橋四葉店(仮称)の開設も予定する。改装は熊谷箱田店の大型改装のほか、計9店舗の既存店の改装を計画している。
グループ3社の状況としては、「エイヴイ」は神奈川県を中心にドミナントを強化。昨年10月に開設した平塚店(神奈川県平塚市)は好調に推移。「フーコット」は、埼玉県を中心に5店舗を運営。「せんどう」は千葉県市原市を中心にドミナントを形成し、生鮮食品に強みを持つ食品スーパーマーケットを運営。
6月30日時点の店舗数は、グループ全体で240店舗(ヤオコー197店舗、エイヴイ14店舗、フーコット5店舗、せんどう24店舗)となっている。
通期は、営業収益7720億円(4.8%増)、営業利益338億円(1.2%増)、経常利益330億円(1.3%増)、親会社に帰属する当期利益205億円(1.6%増)を見込んでいる。
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