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サミット/基幹システムを刷新

2011年09月29日 / IT・システム経営

SAPジャパンは9月29日、サミットがSAPのERPで基幹システムの刷新を完了し、本格稼働したと発表した。
サミットはこれまで、加工食品や菓子などをはじめとする「グローサリー」と野菜・果物、鮮魚、精肉などの「生鮮食品」、子会社であるサミット・コルモが取り扱う衣類などの「ファッション」の3つの業態ごとに基幹システムを個別に整備し、それぞれのデータをもとに、各店舗のオペレーションを進めていた。
そこで、既存のマーチャンダイジングシステムの見直しに着手し、システムのアプリケーションには、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に対応し、システム全体の柔軟性を保ちながら将来的な拡張性も確保でき、グローバルでも実績のあるSAP ERP for Retailを採用した。
個別に使っていた商品の仕入管理および在庫管理のシステムをSAP ERPで統合し、一元的に行えるようにした。データのメンテナンスが一度で済むようになり、効率化が図られるとともに、迅速な意思決定が行えるようになった。
Web経由で取引先が新商品を登録したり今後の販売計画などの情報を取引先と共有するための「取引先Web商談システム」と、売り場の棚における商品レイアウトを取引先に設計してもらうための「新棚割りシステム」を新たに導入した。
これらのシステムもSAP ERPとも連携しており、ほとんど全てのサブシステムが、SAP ERPを中核に統合され、社内のあらゆる情報の一元化が実現した。
今後、IFRSへの対応や、データのさらなる有効活用など、SAP ERPの利用領域を拡大していくことを検討しているという。
■問合せSAPジャパンTEL:03-3273-3500

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