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ライトオン/ジーンズの陳列改善で、新型什器を本格展開

2012年11月20日 / 商品店舗経営

ライトオンは、新型什器の展開を本格化した。

木目調を基調とした什器を採用し、陳列の高さを下げ、より開放感のある店内演出を目指した取り組み。

<ライトオン浅草EKIMISE店>

新型什器を採用したライトオン浅草EKIMISE店では、白を基調とした壁面を採用。木目調をの什器を多用し、ボトムスの見せ方を改善した。同社によると、「見やすい陳列を増やすことで、接客販売に慣れておらず、自分で商品を選びたいお客さんの利便性を向上させたい」という。

<ボトムスの陳列>

平台の什器を強化したのがポイントで、従来は畳んで陳列していたジーンズなどを広げて見せることで、より商品が目立つ演出とした。

<仕切りを活用した平台も導入>

平台でも仕切りを活用し、商品陳列が乱れにくい工夫を凝らした。商品を広げて陳列することで、坪当たりの陳列数量は減少するが、什器の背後にストックスペースを設けることで、商品在庫を確保しながら、より見やすい陳列を実現したという。

<什器の背面のストックスペース>

平台によっては前面に引き出し式の隠れ平台を備え、セール時の単品量販や陳列方法の変更に柔軟に対応できるようにした。

<隠れ引き出しを出した平台>

ジーンズでは、商品の型番ごとに商品見本をつるして陳列し、商品の番号を付けた。商品見本と陳列棚の番号を合わせることで、簡単に商品を見つけらる工夫を凝らした。ジーンズをつるすことで、より商品が見やすくなるだけでなく、商品を広げて見る必要が減るため、ジーンズを畳む店内作業の削減にもつながるという。

<型番ごとにジーンズをつるした陳列>

トップスの陳列什器も見直しを実施。男性の平均身長が172~3cm、女性の平均身長が157~8cmということを踏まえ、従来の男女共通の什器を変更した。

ウイメンズの什器はメンズの什器よりも低くすることで、より女性にとって見晴らしのよい開放感のある売場を目指した。

<店舗全面のウイメンズとメンズの平台>

同社の主要な顧客層は30代半ばのファミリー層が多いことから、浅草EKIMISE店ではキッズの取扱も充実させた。浅草では外国人観光客が多く来店することが見込まれるため、中国語や英語を使える従業員を数名採用した。

<キッズ売場>

新型什器を導入した既存店では、売上が好調に推移しているため、今後の新店や改装店舗では、新型什器の導入を進めていく方針だという。

店舗概要
店名:ライトオン浅草EKIMISE店
所在地:東京都台東区花川戸1-4-1浅草EKIMISE 5F
TEL:03-3843-0820
売場面積:約140坪
営業時間:10時~20時

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