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テラスモール湘南/開業1年で売上高509億円、来館者数2370万人

2012年11月21日 / 店舗経営

住友商事は11月21日、神奈川県藤沢市の商業施設「テラスモール湘南」の開業1年間の売上が約509億円、来館者数2370万人となったと発表した。

2011年11月11日~2012年11月10日数値を集計したもので、当初目標の売上400億円、来館者数2000万人を共に上回った。

テラスモール湘南は住友商事と住商アーバン開発が、GICリアルエステートと共同で開発し、運営し11月11日に開業1周年を迎えた。

来館者の傾向として、当初から見込んでいた設定商圏である藤沢市・茅ヶ崎市を中心とした半径10キロメートル圏・鉄道沿線(小田原~大船・鎌倉)からの来館者が7割程度で、東京・横浜エリアなど当初設定商圏以外からの来館者が3割を占めた。

JR辻堂駅に直結しアクセスに優れることから、電車利用による来館が想定を上回る4割を占め、20代~30代の若い主婦層や、3世代のファミリー層、若年カップルなど幅広い層の利用が見られた。ポイントカード会員は、約24万人(10月31日現在)となった。

全業種で売上が好調に推移した。ファッションでは、ファストファッションからセレクトショップやこだわりの雑貨をそろえる専門店まで、順調に売上を伸ばした。

湘南エリアの銘店の味を集めたフードコート「潮風キッチン」は、開業以来、連日行列ができる人気ゾーンとなった。

駅直結という利便性からフィットネスや料理教室といったカルチャースクール、クリニックやトラベルなどのサービス業種の利用も多く、それが施設全体の平日利用を促進した。

映画館「109シネマズ」や書籍・文具の「有隣堂」など、モールの両端に配置された核店舗が、回遊性を高め、来館者の長時間滞在と他店舗への誘客につながったという。

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