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ペット関連市場/2013年は0.8%増の1兆4288億円

2015年01月26日 / トピックス商品経営

矢野経済研究所は1月23日、ペットビジネスに関する調査結果2014を発表した。

調査によると、2013年度のペット関連総市場規模は、小売金額ベースで前年度比0.8%増の1兆4288億円だった。引き続き、ペット保険や動物病院などのサービス関連産業が好調に推移しており、市場拡大のけん引役となっている。

2014年度は増税後に駆け込み需要の反動減が見られたものの回復は予想よりも早く、サービス関連が好調に推移したことにより、0.9%増の1兆4412億円の見込み。

2013年度のペットフード市場規模は、小売金額ベースで1.0%増の4476億円だった。引き続きキャットフードが牽引役となり市場が拡大している。

ペットの食事に対する安心・安全と健康管理への関心の高まりにより、ドッグ・キャットフードともにプレミアムフードを中心に旺盛な需要に支えられている。また飼い主の国産品志向とともに、円安進行などの影響でメーカーの国内生産への動きも見られる。

ペット用品のなかでも、ペット用おむつが近年の需要拡大により拡大基調にある。これまでは、介護用や幼齢期用という位置付けが強かったが、ここに来てマナーの観点からペット用おむつに対するニーズが高まっている。

今後も、老齢化するペットの介助目的のみならず、室内・外出時のマナーの観点から使用機会が広がることが予想されるとともに、更なる認知向上を図ることで、今後ますます利用する飼い主は増えることが予想される。

調査におけるペットとは犬や猫を中心にペットショップ等にて販売されるペットを対象とし、ペット関連総市場とは、主にペットフード、ペット用品、その他ペット関連産業に大別される。

なお、その他ペット関連産業には生体やペット美容室、ペット医療、ペット保険、ペットホテルなどの各種サービスを含む。

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