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阪急阪神ホテルズ/ホテルと23店、メニュー表示と異なった食材

2013年10月23日 / 商品店舗経営

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阪急阪神ホテルズは10月22日、自社が運営する8ホテルと1事業部23店の47商品で、メニュー表示と異なった食材を使用して料理を提供していたと発表した。

例えば、第一ホテル東京シーフォートの「グランカフェ」では2012年4月1日~2013年7月30日、4万3153人にメニューには「鮮魚のムニエル」と表示していたが、冷凍魚を提供していた。

レストラン事業部の大阪市立大学医学部付属病院内の「パティオ」では2010年5月1日~9月30日、2011年5月1日~2013年7月10日、8919人にメニューには「天ざるそば(信州)」と表示していたが、信州産でないそばを提供していた。

昨今の食品表示に関する問題の拡がりに鑑み、自主的に社内調査を行ったところ、問題が判明したという。原因は、各ホテル・事業部において、メニューを作成する調理担当、食材を発注する購買担当、メニュー表示を担当するレストラン・宴会(サービス)担当、食材を納品する仕入業者との間で、情報伝達と連携に不備があったもの。

メニューを新たに作成・変更する際に、メニューブックなどの表示への反映を行う作業過程に遺漏が発生し、景品表示法・JAS法の理解不足、知識不足により、表示についての認識が誤っていたという。

再発防止策として、調理担当、購買担当、レストラン・宴会(サービス)担当、仕入業者との間で情報伝達を密にするとともに、使用食材と表示を相互にチェックする体制をさらに強化する。産地・ブランド・名称などが誤表示とならないよう、原案を作成したメニュー内容について、あらかじめ使用予定の食材との照合を徹底するなど対策を講じる。

該当商品の利用客には、利用状況を聞いた上で、商品ごとに定めた金額を返金するという。

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