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伊勢丹/タータンチェック柄を55年ぶりに一新

2013年10月30日 / トピックス商品店舗経営

三越伊勢丹ホールディングスは10月30日、伊勢丹を象徴するタータンチェック柄を一新した。

タータンチェック柄は1958年以来、ショッピングバッグに採用しており、55年ぶりに全国の伊勢丹10店のショッピングバッグも一新した。

<新タータンを紹介する大西社長>

三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長は「タータンは1956年、ティーンエイジャー向けショップを作った時に導入され、1958年からショッピングバッグに採用された。

当時の百貨店は商品を包むのが主流で、ショッピングバッグは初めての取り組みだった。55年目の節目に新しいショッピングバッグに一新する。単に運ぶだけではなく、お客さまのファッションアイテム、アクセサリーとして利用してもらえば幸いだ」とあいさつをした。

<セレモニー>

新タータンは、従来の「マクミラン/アンシェント」の色と柄を一新し、「マクミラン/イセタン」としたもの。旧タータンは2012年11月に、スコットランド・タータン協会から、長年にわたりタータンのプロモーションに貢献したとして、「Best use of tartan in packaging」を受賞した。

<新旧のタータン柄>

新タータンの「マクミラン/イセタン」は、全世界のタータンを一括統制するためスコットランドが国として管理する「スコットランドタータン登記所」に正式登録された。

<ワタシノタカラバコ>

スコットランド国際開発庁のスティーブン・ベーカー日本駐在代表が、家系に由来するタータン柄のキルトを身に着け祝辞を述べたほか、タータン柄を用いた伊勢丹オリジナル婦人服の紹介も行った。

<ワタシノタカラバコのディスプレイ>

大西社長は「新タータンの導入は、新しい価値をお客さまに感じてもらう活動の一環だ。物事が変わる時には必ず、変えない方が良いという考えがある。100%のお客さまが満足するのがベストだと思うが、8月に私の周囲の得意先に新タータンのお話をしたところ95%が新しい柄を良いとされたので、導入を決定した」と採用の経緯を説明した。

<タータン柄を使用した婦人服>

タータン柄はこれまで、ショッピングバッグに使用していたが、今後は、さまざまな場面で伊勢丹のブランドを象徴するものとして活用する予定。

新タータンの発表に合わせ、22ブランドと共同で、新タータンの柄を活用したオリジナル商品36型を発売した。

<蝶ネクタイ>

10月30日~11月5日、伊勢丹本館1階ザ・ステージに「ワタシノタカラバコ」と題したオリジナル商品を集積した催事を実施。5日以降も、オリジナル商品を各売場で販売する。

<シェラックネイル>

新タータン柄の発表に合わせ、10月29日付の一般紙の朝刊に新タータン柄の一面広告を打った。今後も商品開発やイベントなど、さまざまな活動を通じて、ブランディング活動を展開する予定だ。

<万華鏡>

<ルービックキューブ>

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