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呉服小売市場/2013年は1.7%増の3010億円

2014年01月21日 / 商品経営

矢野経済研究所は1月21日、呉服市場に関する調査結果2013を発表した。

調査によると、2013年の呉服小売市場規模は前年比1.7%増の3010億円の見込み。

2013年は「一般呉服店」「チェーン専門店」といった、呉服販売におけるスタンダードチャネルを含めたほとんどのチャネルで横這いから微増となり、回復基調へ転換した。とくに「直販・インターネット販売」チャネルの伸張が続いている。

近年の呉服業界のトレンドとしては、引き続き「レンタル」と「着付け教室」が挙げられる。ここ数年、振袖を中心にレンタル需要が盛んになりつつある。レンタルに特化した専業企業の台頭は続いており、大手専門店チェーンでもこれに対抗した施策が目立っている。

着付けをきっかけに呉服販売を行なう手法は定着しており、従来の着付け教室専門業者だけでなく、大手専門店チェーンや一般呉服店でも着付け教室を販促に利用する店舗が増えた。

着物への興味を促すために、和のマナー教室や和文化のお稽古事で集客し、着付け教室へと誘客、販売というスタイルも見られる。こうした流れは、着物に対する敷居を低くし、新規需要や着用機会の拡大に繋がる可能性を持つと考えるという。

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