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JR東日本ウォータービジネス/2016年度、自販機売上目標300億円

2014年05月22日 / トピックス商品店舗経営

JR東日本ウォータービジネスは5月22日、エキナカ自販機オペレーションチーム「チームアキュア」を結成した。

<チームアキュア>
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同社の2013年度の売上高は約419億円で、うち自販機売上高は約285億円だが、年間2億件のエキナカ自販機の決済データを活用し、2016年度の自販機売上高を2013年度対比10%増の300億円を目指す取り組み。

<石戸谷社長>
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石戸谷 隆敬社長は「自販機への商品補充を中心としたオペレーション作業はきつい仕事の印象が強く、やりたい人が少ない。チームアキュアを結成したことで、単に商品を補充するだけでなく、データを活用した品ぞろえの変更など、知的な作業を拡大し、オペレーションという職業のステータスを高め、誇りのある職業としたい」と新たな取り組みを解説する。

<事業説明の様子>
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JR東日本ウォータービジネスでは、JR東日本の営業エリア内に、15社の事業者が17のオペレーション拠点を展開する。約700人の男性社員が各社ごとのユニフォームで作業を行っているが、今回、チームアキュアで統一のユニフォームを導入した。

各自販機の品ぞろえのうち30%は、オペレーション各社の裁量で変更することができ、オペレーション会社は自販機の売上高に応じた手数料が入る仕組みとなっている。

2月と8月の年2回、自販機POSデータ分析を用いた業務改善PDCAの取り組みを発表する「オペレーター仮設検証甲子園」を開催。

優秀者には、全国で15人しか着用することのできなゴールドカラーのチームアキュアのユニフォームを進呈する。

データ活用例として、ディズニーランドのある舞浜駅では、ディズニーランドの閉園後の22時に売上のピークがあることに着目し、夕方の商品補充のタイミングをずらすことで、品切れをなくすことができた。

地方ターミナルの松本駅では、10代の購入率が高い自販機があることが分かり、学生向けの品ぞろえを強化し、売上が10%以上伸長したといった事例を紹介した。

<イベントの様子>
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エキナカ自販機の利用者の男女比率は、女性が約3割と少なく、石戸谷社長は、「自販機そのものをスタイリッシュなデザインにし、オペレーターも清潔感のあるユニフォームに変更した。品ぞろえ、自販機、オペレーションの3つを活用して、女性客や隠れたニーズを拾いながら、売上目標を達成したい」と語る。

なお、チームアキュアの結成を記念し、都内で開かれたイベントでは、タレントのシェリーさんとノンスタイル井上裕介さんによるトークショーを行った。

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