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ステーキのどん/4年後の執行役員発掘でリアル経済大学

2014年06月18日 / 海外経営

「ステーキのどん」などを展開するどんは6月16日、新たな人材育成方法として「リアル経済大学」を開始した。

「リアル経済大学」とは、高校卒業または同等の能力を有する一般の18歳~29歳以下、従業員(クルーを含む)を対象に、経営者に必要なスキルを4年間のインターンシップで身につける取り組み。

長岡祐樹社長など経営幹部陣が、監修したカリキュラムを通信教育で行う。3か月ごとに課題レポートが課され、全14回の課題を設定。1つの課題ごとに合格者を決定し、不合格者は次の課題に進めない仕組み。

最終的には、5人を選抜し、どん、もしくはグループ企業の子会社の海外支店で執行役員として採用する計画だ。

6月16日~7月31日(木)まで、「リアル経済大学」WEBサイト上で公募を行い、本プロジェクトの志望動機に関する手書きのレポートを提出、そのレポートで第一次審査を実施、第一次審査を通過した中から面接審査を実施し、大学在学期間を含め4年(2014年9月~2018年3月末)のインターシップ(どん独自経営育成プログラム)を通じて経営者に必要なスキル修得機会を提供する。

4年間のカリキュラム修了者(最大5人)には、どんもしくはグループ企業の海外子会社の執行役員に任命する。2015年以降も継続して、リアル経済大学を開校する予定だ。

受講料は無料で、6月16日~7月31日に受講希望者を募集。1次選考は7月21日~8月31日、手書きの400字詰め原稿用紙1枚のレポートで実施する。書類選考の通過者から面積審査を実施し、受講者を決定する。

9月1日からインターンを実施し、課題レポートのほか、年間テーマに沿った研修派遣、店舗視察(体験)、グループディスカッションなどを行う。

1年目はリーダーシップ、プレゼンテーション力、傾聴・質問力のヒューマンスキル、2年目は、金利、景気、雇用、物価、貿易等に関する指標などの経済指標読解力、3年目は、製品分析、環境分析、戦略立案(STP)、マーケティングミックス(4P)といったマーケティング、4年目は、経営ビジョン・中長期戦略策定スキル、異文化適応力をテーマとした。

毎年9月に面接を実施し、レポートの質やスキルの向上、チャレンジ意欲などを総合的に図り、少数精鋭へと厳選する予定だ。

新たな取り組みで、急激に変化する経済環境に適応し続けるために、未来を創造できる人材を育成するという。

■リアル経済大学
http://real-univ.com

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