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そごう・西武/海外ライセンシー店舗にPB商品を卸売

2014年07月04日 / 商品海外経営

そごう・西武は7月4日、ライセンス供与(商標貸与)をおこなう海外店舗について、商品面とサービス面での業務提携を開始すると発表した。

今秋リミテッドエディションカシミヤニットの卸売りからスタートし、来年度中にはリミテッドエディションの、ほかの商品にも取り組みを広げる。

10月から、太平洋そごう(台湾)、香港そごうで、リミテッドエディションカシミヤ商品の卸売りを開始。

来年度中には、太平洋そごう(台湾)、香港そごう、インドネシアそごう、インドネシア西武各店で、リミテッドエディション(LEアベックモード、LEアツロウタヤマほか)の卸売りと売り方ノウハウの提供を行う計画だ。次年度の売上目標は卸売り価格で3億円とした。

ライセンス供与店舗は、過去にそごうや西武が直営店で運営していた店舗などで、現在、台湾にそごう9店、香港にそごう1店、中国にそごう2店、インドネシアにそごう13店、マレーシアにそごう1店、インドネシアに西武1店など、合計30店ある。運営は、それぞれの現地企業が行なっている。

今後、各店舗と交渉を進め、導入店舗と導入商品の拡大を図る予定だ。VMD(陳列手法)や売場環境、接客といったノウハウはマニュアルを通じて提供する。

そごう・西武は2009年から、グループ内のイトーヨーカドーとの素材調達ネットワークの共有によりカシミヤ製品の開発を開始している。素材は共同調達し、工場は分けるが、商品物流を一本化することで、コスト削減し、価格競争力の商品を開発している。

太平洋そごう、香港そごうには、生産地である中国から、商品を直接配送し、物流コストを削減する。今回は、アラシャンカシミヤの商品を提供し、現地での提供価格と比較して3割~4割割安になることもあり、ライセンシーからの強い要望を受けて、取り組み実現につながったという。

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