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あきんどスシロー/全店に生本まぐろメニューを導入

2014年07月10日 / トピックス商品経営

あきんどスシローは7月10日、全国の全377店に国産生本まぐろメニューを導入したと発表した。

<まぐろを紹介する豊崎社長>
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生まぐろは品質管理の難しい商材で、全国チェーンが全店で導入するのは珍しい取り組み。6月25日~8月6日まで、「国産生本鮪づくし6貫盛り」(税別900円)を販売する。

<養殖の取り組みを紹介>
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豊崎社長は「昨年から導入した1皿180円のより品質の高い寿しメニューが好調だ。価格に加え、価値あるおいしいものを食べたいお客さまが増えており、寿しでもっとも人気が高いまぐろに注目した。一度も冷凍されていないうま味のあるまぐろを是非、味わってもらいたい」と語る。

<ネタを切る豊崎社長>
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2007年に資本業務提携した極洋と連携した取り組みで、実現するまでに4年をかけた企画。養殖の本まぐろでも、エサに近海物のイワシなどを取り入れることで、赤身にも味があり、中トロ、大トロとのバランスの良いまぐろを育てたという。

<国産生本まぐろ>
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愛媛県愛南町にあるスシロー専用のいけすでまぐろを養殖した。養殖まぐろは1年で10kg以上成長し、4年で50kg~70kg程度まで育つ。成長の効率がもっと高い4年を目途に水揚げすることで、生産効率を高めた。

<商品発表会の様子>
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鮮度管理のため、まぐろは電気ショッカーで仮死状態で水揚げし、水揚げ後1分程度で〆て、半日間冷やし込みをした後、熟成をさせて、うまみが最も良くなる水揚げから4日後を目安に店舗に届ける。

関東、名古屋、関西など国内6か所の工場で、まぐろを柵どりし、パート従業員でも加工できる形で商品を店舗に納品する。大型店では、毎日、まぐろを供給、客数が少ない小型店でも1日ごとにまぐろを供給する。

鮮度を重視した商品のため、売り切りで販売する。今後も、年に4回程度、期間限定メニューとして、国産生本まぐろを提供する計画だ。

<西京味噌ラーメン>
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また、食の嗜好の多様化を受け、寿しにあうラーメンとして、京都の老舗味噌の「西京味噌」とコラボレーションした「鶏そぼろ入り西京味噌ラーメン」(280円)を導入した。

春に導入した寿しにあうラーメンの第1弾は、茶わん蒸しやうどんを抜き、サイドメニューで売上1位となっており、サイドメニューも強化することで、客単価の向上を狙う。

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