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ANAP/9月に不採算店10店を閉店、業績予想を下方修正

2014年07月11日 / 決算経営

ANAPは7月11日、業績予想の修正と不採算店舗の閉鎖を発表した。

9月を目途に、不採算店舗10店を閉店する。

競合店舗との競争激化、周辺の商環境の変化などにより業績の低迷が続き、これまでさまざまな収支改善対策をしたが、今後も収益改善が見込めないという。

2014年8月期の業績予想は、売上高88億7900万円(前回予想比4.2%減)、営業損失4億8100万円(前回予想は0円)、経常損失4億6500万円(1000万円の経常利益)、当期損失3億8600万円(5400万円の当期損失)とした。

レディースファッション業界では、4月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要が見られたものの、その後の反動が依然として懸念されるなど、不透明な状況が継続した。

円安の進行による輸入原材料の高騰、明確なファッショントレンド不在が影響し、厳しい経営環境が続いた。

利益面では、在庫圧縮に伴いセール販売を増加したため、粗利率が低下し、売上総利益が当初計画から乖離した。売上高の計画未達と粗利率の低下が影響し、営業損失、経常損失となる。

来期は、業績の回復に向けて粗利率を改善し、経費削減とインターネット販売事業に注力する施策を実施する。

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