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阪神梅田本店/解体工事に着手

2015年01月20日 / 店舗経営

阪神電気鉄道と阪急電鉄は1月20日、阪神梅田本店の入居する大阪神ビルディングと新阪急ビルの建替計画で、2月18日に大阪神ビルディング東側の解体工事に着手すると発表した。

阪神百貨店は、大阪神ビルディング西側で営業を継続する。

<完成イメージ>
完成イメージ

新しくなる阪神百貨店(阪神梅田本店)は、現在と同規模(延床面積:約100,000㎡)で、フロア数は11層(地下2階から地上9階まで)を計画する。新百貨店の全面開業は2021年秋頃の予定。

店舗づくりでは、品そろえの充実を図るとともに、快適な売場環境を整備し、さまざまなイベントを通じてライフスタイルの提案を行うことで、都心の一等地にふさわしい存在感と競争力のある商業施設を目指す。建替工事は、百貨店の営業を継続しながら進める予定だ。

計画地は大阪の中心地である梅田地区にあり、御堂筋の起点に位置する。計画では、両ビル間の道路上空を活用した建替えと周辺公共施設整備を一体的に行うことにしており、都市機能の高度化、防災機能の強化、公共的空間の創出、良好な景観形成などを通じ、国際競争力の強化に資する快適で質の高いまちづくりを進める。

計画ビル内には百貨店ゾーンとオフィスゾーンのほか、梅田地区におけるビジネス活動の活性化に資するカンファレンスゾーンを整備し、災害時には帰宅困難者の一時滞留スペースとしても活用する。

さらに、ビル周辺では、地下・地上・デッキレベルでの3層歩行者ネットワークを強化し、街の回遊性を高める。

施設概要
所在地:大阪市北区梅田1-1ほか
敷地面積:約12,200㎡
延床面積:約257,000㎡
階数:地下3階、地上38階
高さ:約190m
主な用途:百貨店、オフィス、ホールなど
竣工:2022年(予定)

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