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日本政府観光局/4月の訪日外客数、単月過去最高の176万人を記録

2015年05月20日 / 店舗経営

日本政府観光局は5月20日、4月の訪日外客数が167万4000人(前年同月比43.3%増)となり、単月で過去最高を記録したと発表した。

3か月連続で単月過去最高を更新すると共に、4月単月で昨年第2四半期(4~6月期)の総数338万人の5割を超える数値となった。

訪日インバウンド拡大に向けた継続的な取り組みの積み重ねにより、各市場での訪日旅行気運が醸成され、かねてからの円安傾向の継続、訪日外客に人気の高い桜の季節と休暇シーズンなどの到来(イースター[2015年4月3日~6日]、清明節[2015年4月4日~6日]、ソンクラーン[2015年4月13日~15日])、さらには航空路線の新規就航や既存便の増便といった外的要因と相まって、4月の訪日需要を大きく押し上げた。

市場別では、中国、台湾、香港、タイ、フィリピン、ベトナム、米国、カナダ、英国、フランスが単月として過去最高を記録したほか、ロシア、スペインを除く18市場が4月としての過去最高を記録した。

中国が、全市場を通じ初めて単月で40万人台を記録すると共に、台湾が同市場では初めて単月で30万人台を、タイが東南アジア市場では初めて単月で10万人台を記録した。

5月は、桜シーズンと夏休みの狭間となるが、引き続き好調に推移すると予想される。

夏休みシーズンに向けては、現在の円安基調に加え、東アジア、東南アジア、北米の夏ダイヤへの移行に伴う航空路線の新規就航や増便、燃油サーチャージ引き下げ等も、訪日需要を押し上げる要因になるものと考えられ、更なる需要の拡大が期待できるという。

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