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TSI/M&A資金などで55億円を資金調達

2015年07月14日 / 経営

TSIホールディングスは7月14日、日本政策投資銀行へ自己株式を割り当て、55億4074万6000円を調達すると発表した。

調達資金は、事業拡大のためのアライアンスやM&A資金の一部として約42億5000万円、各子会社の有する情報システム統合のためのシステム投資として約10億円、オムニチャネル戦略推進に向けたシステム投資資金として約3億円をそれぞれ充当する予定だ。

事業拡大のためのアライアンス・M&A資金については、現時点では確定した特定の案件はないが、中期経営計画の成長戦略の一環として、ファッションを軸足として美容・健康や雑貨等を始めシナジー効果が期待できる企業を対象に、国内だけでなく海外、特にアジアを中心とする地域において買収を実施する予定だ。

今回の調達資金は、中期経営計画における今後3年間のM&Aの投資規模200億円の一部となる。

情報システム統合のためのシステム投資資金については、3月に稼働を開始した新基幹システムの対象子会社をグループ全体に拡大し、グループ内における業務の効率化と標準化を強力に進める。

今年度中早期にグループ各社の内部体制を整備したうえで、その後2年間で毎年約5億円ずつ、合計約10億円の投資を計画する。

オムニチャネル戦略推進に向けたシステム投資資金は、電子商取引と実店舗における取引を相互に連動させること(O2O)により、お客にとって利便性の高いウェブサイトの充実を図り、販売の拡大と効率化を推進する計画だ。

グループ全ブランドにO2Oを整備することを前提に、1年目に約2億円、2年目に約1億円を投資する計画という。

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