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アマゾン/プライム会員に日用品一括購入サービス

2015年09月15日 / 商品店舗経営

アマゾンジャパンは9月15日、Amazonプライム会員向けの新たな特典として、新サービス「Amazonパントリー」の提供を開始した。

<Amazonパントリー>
Amazonパントリー

「Amazonパントリー」は、食品から日常品まで、毎日の生活に必要な商品を必要な分だけお値打ち価格で購入できる新サービス。米国では2014年4月から開始したサービスで、日本は2か国目の展開となる。

<商品を探す>
商品を探す

普段よく購入する低単価の商品を、1つ、1本など少量から提供することにより、お客のいつもの買いものを、オンラインで完結させることを目指した。

すべてのパントリー商品はパントリー専用箱(ヨコ52cm×タテ28cm ×高さ36cmの容量または12kg)にまとめて一度に、取扱手数料1箱290円で、配送する。

いつもよく買う食品・日常品を中心として絞り込んだ約5000品目を展開。全国に常温で配送できる商品が対象で、医薬品の販売はしない。

商品価格は、スーパーマーケットやドラッグストアの定番価格と同水準を目指した。定番商品のほか、輸入ビール103アイテムなどこだわりの商品もそろえた。

神奈川県小田原市の「アマゾン小田原フルフィルメントセンター」内に、パントリー専用区画を設置し、パントリーに対応したピッキング作業を行う。

商品の配送は最短で当日からで、小田原からの距離により全国で3日間で届ける。コンビニ支払には対応するが、コンビニ受け取りはできない。

<パントリー専用箱の残量を%で表示>
パントリー専用箱の残量を%で表示

リアルな店舗での買いものと同様に、直観的に商品を探し出せるよう新しい探し方を工夫した。店舗の棚から商品を手に取るように、キーワードを入れなくても欲しいものを見つけることができる検索結果/商品一覧ページを設置した。

検索結果の各商品に「カートに入れる」ボタンがついており、商品詳細ページを開かなくても、簡単に商品をカートに入れることができる。

実際にカゴを使って買い物している時と同様に、パントリー専用箱がその時点でどの程度埋まっているのかを%表示で視覚的に確認しながら買い物できる。専用箱の残量にあわせて、重さや容積を考え、購入できる商品を簡単に探せる機能も付加した。

仕送りセット、非常食セット、キッチンセット、お掃除セットなど目的別のテーマボックスを設定し、お客のニーズに合わせた商品をまとめて提供することにより、お客が多数の商品を選ぶという悩みを解決する「箱提案」も実施する。

主婦や仕事で忙しい女性やシニア世代の利用を想定。ビジネスマンや学生では、単身赴任向けや仕送りとしての活用も期待している。

<ジャスパー・チャン社長>
ジャスパー・チャン社長

ジャスパー・チャン社長は「アマゾンプライム向けのサービスを強化する一環。プライム会員で良かった、楽しいと思ってもらえるサービスを目指す」とあいさつした。

前田宏消費財事業本部本部長バイスプレジデントは「ECサイトの特性上、低価格商品はケース単位など大容量での購入が中心だった。パントリーでは、1箱290円で箱に入るだけさまざまな低価格商品を1個単位から、買い回りできる。便利で楽しいまとめ買いとワンストップショッピングを体験してほしい」と語った。

<新サービス発表イベント>
新サービス発表イベント

なお、同日都内で、新サービス発表イベントを開催。お笑いコンビのスピードワゴンさんが、さまざま職業で活躍する20代~40代の女性4人とトークショーなどを行った。

<記念撮影(左端・チャン社長、右端・前田本部長)>
記念撮影(左端・チャン社長、右端・前田本部長)

■Amazonパントリー
http://www.amazon.co.jp/pantry/

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