インテージホールディングスは、SAP S/4HANAの導入を決めた。
グループ全体の財務会計、管理会計、予管管理、プロジェクト会計の業務領域において、10月に導入プロジェクトを開始し、2017年4月の本稼働開始を目指す。
新システム導入において、計画系(BPC、EPM)、実績系(ERP)、情報系(BI)のシステムを実現し、経営管理に伴う数値情報の即時把握を可能にすることが、最大の要件。
これに対して、複数社のシステムを比較検討した結果、SAP S/4HANAは、その処理スピード、長期的なビジネスを支えるうえでの豊富な実績を有し、かつ同社の求める要件すべてを単一プラットフォーム上で実現する唯一の製品だった。
単一プラットフォーム上で実現可能で追加開発が不要なため、開発リスクや費用が最も低く抑えられるだけでなく、開発期間も最も短く、社員教育など本稼働開始までの定着化に十分な時間を充てられると判断した。
従来、これらの管理業務は、スクラッチ開発したシステムで行っていたが、2014年に着手した業務改革の実現に向け、プロジェクトの収支管理体系変更に伴うシステム更新の必要性と、案件総量管理による業績見通しを把握する管理体制づくりの必要性が生じていた。
従来システムは7年前に構築したもので、システム改変による対応は限界に来ていた。
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