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旭化成/杭工事の調査報告を発表、商業施設は9件でデータ流用

2015年11月13日 / 店舗経営

旭化成は11月13日、子会社の旭化成建材による杭工事実績3040件に関する、同日時点での調査状況を発表した。

調査によると、商業施設の調査対象は全国で155件、うち調査が完了した物件は117件で、9件においてデータ流用などが判明した。

データ流用が判明したのは、北海道1件、青森1件、千葉2件、東京3件、京都1件、福岡1件だった。

データ流用などがあった物件に関しては、国土交通省からの指示に基づいて行われる、元請建設会社、施主による建物の安全性確認に協力する。

特定行政庁において安全性が確認できた物件に関しては、特定行政庁から国土交通省に報告する。

同日時点で元請建設会社とデータ流用などの有無を確認中の物件に関しては、確認作業を早急に進め、11月24日までに国土交通省へ報告する。

旭化成建材から、元請建設会社への情報提供、施工報告書の確認に関する依頼が完了していない不明物件118件については、今後も調査を継続する。

データ流用などの背景と動機については、社内の調査委員会が外部調査委員会の指導と助言を得ながら徹底究明し、適切な是正策を講じるという。

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