日本百貨店協会/12月の売上高は1.1%減、5カ月ぶりにマイナス
2026年01月23日 14:56 / 月次
日本百貨店協会が1月23日に発表した12月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象70社・176店)の売上総額は約6542億円で、前年同月比1.1%減と5カ月ぶりに前年を下回った。
| 12月 | 実数 | 前年同月比 |
| 売上高総額 | 6542億円 | 1.1%減 |
| 総店舗面積 | 445万8175m2 | 1.0%減 |
12月は休日数減に加え、インバウンド売上が前年を大きく下回ったことが影響した。国内売上は宝飾、時計などの高額品が好調に推移し、5カ月連続でプラス。おせちやクリスマスケーキなどの季節商材も堅調だったほか、長期連休となった年末商戦は食料品を中心に活況だった。
インバウンド(免税売上)は、売上高519億円(17.1%減/シェア7.9%)、購買客数50万人(16.7%減)となり、ともにマイナス。国別では、中国は訪日渡航自粛要請が影響し、売上・客数ともに約4割減少。台湾、タイ、マレーシアは伸長した。
一方、日本人顧客の購買を示す国内市場は0.6%増(シェア92.1%)と5カ月連続でプラスを維持。10都市は 1.9%増(仙台、広島、福岡を除く7地区プラス)。地方(10都市以外の7地区)は衣料品が振るわず 3.5%減(全地区マイナ ス)と苦戦。
国内外すべての顧客を「都市」「地方」のエリア別で見ると、都市(10都市)は国内好調もインバウンド売上減をカバーできず5カ月ぶりマイナス。3地区(名古屋 横浜、神戸)は対前年でプラス。美術・宝飾・貴金属は2桁増と伸長した。
地方(10都市以外の7地区)では、全地区マイナスとなり2カ月連続減。東北は地震による一部店舗の休業などもあり2桁減。金製品や時計が好調で美術・宝飾・貴金属は2桁増だった。
商品別では、主要5品目のうち雑貨のみ対前年プラス。衣料品は、平年に比べ気温が高く、冬物重衣料の動きは鈍かったが、ニットなどのアイテムは好調。時計は一部ブランドで価格改定前の駆け込みがあった。アクセサリーはシーズン需要もあり好調。食料品は価格高騰により生鮮食品は低調も、菓子や惣菜は好調に推移。
なお、12月の東京地区百貨店(12社22店)の売上高概況によると、売上高は約1904億円(0.2%減)で、2カ月連続マイナスとなった。
| 12月 | 実数 | 前年同月比 |
| 売上高総額 | 1904億円 | 0.2%減 |
| 総店舗面積 | 67万3454m2 | 0.2%増 |
| 総従業員数 | 1万2287人 | 2.8%減 |
インバウンド売上は中国の訪日渡航自粛要請影響から苦戦したが、国内売上は2.4%増と4カ月連続のプラスとなった。
1月18日時点の東京地区の足元動向は、前年比7.4%増で推移している。
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