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KM/ラーメン店「光麺」の一部店舗を運営、破産で負債9億円

2015年12月16日 / 経営

東京商工リサーチによると、KMは12月2日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者45名に対して9億8757万円。

都内を中心にラーメン店「光麺」を運営していた。「食のプロが作る本物のラーメン」と「清潔感あふれる店内と空間デザイン」をコンセプトとし、1995年に池袋駅前に1号店をオープン。

繁華街の一等地に逐次出店し、ショッピングモールやフードコートにも店舗を構え、ピーク時の2008年9月期には売上高20億6877万円をあげていた。

しかし、創業地の池袋では新規参入が相次ぐラーメン激戦区と称されるなど他社との競合が激化して客数が伸び悩み、売上が減少していた。

2015年8月に店舗ごとに運営会社を分ける施策が行われ、自社は池袋西口店、六本木店、上野店の3店舗を運営することとなったが、減収に歯止めがかからず、資金繰りが限界に達し、10月に店舗を閉鎖した。

現在、営業している「光麺」のうち恵比寿店、原宿店、新宿南口店は、8月17日に自社から分割して設立されたマリフィックが運営している。

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