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ユニ・チャーム/貧困削減などの世界的取り組みに参加、アジア・中東での事業が高評価

2012年10月29日 / 経営

ユニ・チャーム(2012年3月期売上高:4283億9100万円)は10月12日、アジアや中東・北アフリカ地域における同社の事業が、国連開発計画(UNDP)が主導するグローバル会員ネットワーク「ビジネス行動要請(BCtA)」に承認されたと発表した。

BCtAとは、貧困削減と持続可能な開発を実現する世界的な取り組みで、企業・政府・開発援助機関が集まるグローバルな会員ネットワークとして2008年に発足した。

BCtAに参加することで、企業は世界のビジネス界、各国政府、市民社会のリーダーたちとの相互交流や連携の機会を得られる。開発の市場志向型アプローチに精通している専門家や、高いイノベーション力を持つ世界的なブランドとの連携も可能だ。

参加企業には、コカコーラ、ボーダフォン、スタンダード・チャータード銀行など世界的な有力企業が名を連ねる。

<「ビジネス行動要請(BCtA)」のロゴ>

今回、ユニ・チャームが承認を受けたのは、同社がアジア、中東・北アフリカで展開する子供用紙おむつなどのベビーケア事業と、同地域における生理用品などのフェミニンケア事業が、高く評価されたことによる。現地におけるこれらの取り組みが、「安心で衛生的な生活」の提案と「商品の生産、販売の事業活動に伴う雇用の創出」を実現するものとして認められた。

UNDPによると、ユニ・チャームは生産を現化地する一環として、エジプト、インド、インドネシア、サウジアラビア、タイ、ベトナムにおいて、8000人の女性を新たに雇用し、これらの国々における女性雇用者数をほぼ倍増させることを計画しているという。

 

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