流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





花王/実質8%増収・22%増益、カネボウ関連の損失額121億円=2013年通期

2014年02月04日 / 経営

花王は2月4日、2013年12月期(2013年1~12月)連結決算を発表した。

売上高は1兆3152億円、営業利益は1246億円、経常利益は1280億円、純利益は647億円だった。

2012年12月期からの決算期変更に伴い、前年同期比での増減率は示していない。前年同一期間(2012年1月~12月)との比較では、売上高が7.8%増、営業利益が11.5%増、経常利益が12.2%増、純利益が21.9%増だった。

為替変動の影響を除くと、売上高の成長率は、実質2.1%。

主力のコンシューマープロダクツ事業は7.1%増収。為替の影響を除くと、実質2.9%増。

国別では、国内で2.7%増収、アジアで24.8%増収、米州で20.7%増収、欧州で21.4%増収となった。

利益面では、傘下のカネボウ化粧品などによるロドデノール配合美白製品の自主回収に伴う関連費用の計上が、引き続き圧迫材料となった。

同問題に絡み、販売先からの返品で売上総利益が24億円減少したほか、その他の費用のために97億円の特別損失を計上。自主回収に関連して花王が見込む損失額は、合計で121億円となった。1~9月期決算発表時に見込んでいた損失額は113億円だった。

もっとも、国内外での増収効果に加え、コスト削減や減価償却費の減少などが、引き続き利益をサポートした。

2014年12月期については、売上高を前期比4.2%増の1兆3700億円、営業利益を4.3%増の1300億円、経常利益を3.9%増の1330億円、純利益を15.8%増の750億円と見込んでいる。

為替レートは、ドル・円を100円、ユーロ・円を135円と想定している。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧