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花王/各利益とも倍に、駆け込み需要など寄与=1~3月期

2014年04月25日 / 経営

花王は4月25日、2014年12月期第1四半期(1~3月)連結決算を発表した。

売上高は3412億円(前年同期比18.0%増)、営業利益は396億円(約2.1倍)、経常利益は411億円(約2.1倍)、純利益は251億円(約2.3倍)だった。

為替の影響を除くと、売上高は実質15.0%増。

主力のコンシューマープロダクツ事業は、国内における消費税増税前の駆け込み需要がけん引し、大きく伸長した。ケミカル事業も、原料価格の上昇を受けた値上げなどにより、増収となった。

地域別でみると、為替変動の影響を除く実質売上は、アジアで19.3%増、米州で9.2%増、欧州で8.4%増だった。売上高に占める海外比率は、32.6%(前年同期は32.5%)。

1~3月期の為替レートは、ドル・円が102.87円、ユーロ・円が140.94円で推移した。

利益面では、増収効果に加え、販管費率の低下が堅調な結果につながった。

通期予想は据え置き。売上高を前期比4.2%増の1兆3700億円、営業利益を4.3%増の1300億円、経常利益を3.9%増の1330億円、純利益を15.8%増の750億円と見込んでいる。想定為替レートは、ドル・円の100円、ユーロ・円の135円を維持した。

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