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マルハニチロ/農薬混入事件に関する第三者検証委員会、最終報告

2014年05月29日 / 経営

マルハニチロは5月29日、農薬混入事件に関する第三者検証委員会による最終報告(提言)と対応策を公表した。

今後の対策として、グループガバナンスの強化、グループの生産拠点、物流拠点におけるフードディフェンスの取り組みとして、「外部侵入や異物混入を防止する施設整備」、「フードディフェンスルールの策定および運用」、「フードディフェンスに対する意識の醸成」および「風通しの良い職場環境の整備」を実施するとともに、継続的に見直す。

品質保証体制の再構築のため、品質保証関連規程類の見直しと周知徹底、重大案件を察知し、関係者で共有するシステムの構築、製品品質リスクの調査・分析・評価の定常的な実施、食品衛生・関係法令に関する社員教育の実施および専門家の育成、万一、大規模な食品事故が発生した際のマニュアル策定と定期的な現場演習を実施する。

グループの危機管理体制を再構築するため、食品事故を含む様々な事業上の危機的事態が発生した際の初期対応体制の整備および責任と権限の明確化を行うとともに、定期的な現場演習を実施とリスク管理と食品安全を管理強化する組織体制の再整備も検討する。

生産拠点、物流拠点における労務問題を抽出し、その改善を図るとともに、各種労務規則や労務管理手法を見直すとしている。

■アクリフーズ「農薬混入事件に関する第三者検討委員会」最終報告
http://file.tdx.co.jp/news/140529_aquli_saishuu-houkoku_full.pdf

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