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米農務省/「ミツバチ保護」に8.1億円の追加策、食料安全保障の脅威に対応

2014年06月23日 / 経営

米農務省は現地6月20日、ミツバチの数が減少していることに対応するため、ミツバチの保護回復プログラムに800万ドル(約8億1600万円)を拠出する奨励策を発表した。ミツバチは、農作物などの受粉を担うことから、数の減少は食料安全保障上の大きな脅威とみなされる。

ミシガン州、ミネソタ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州、ウィスコンシン州において、ミツバチの新たな生息場所をつくった農場主や牧場主に対し、合計800万ドルの奨励金を出す。商業的に管理されたミツバチの半数以上は、夏の間、これら5州で過ごすためだ。

今回の施策は、ミツバチ数の保護のため、米農務省が今年に入って打ち出した中西部を対象にした300万ドル分の支援策に続くもの。

トム・ヴィルサック米農務長官は、「米国の農業生産は、十分な数のミツバチがいるかどうかにかかっている」との見解を示した。近年では、病気や寄生虫、農薬・殺虫剤に加え、生息地の喪失などで、ミツバチが相当数減少しているとされる。

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