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山口県、厚労省/ベトナムからの輸入「冷凍ししゃも」に異物混入

2014年07月24日 / 経営

山口県長門市の輸入業者「伊村産業」がベトナムから輸入した冷凍ししゃもに、殺鼠剤と疑われる異物などが混入していたことが判明した。同社は現在、同一ロット品の自主回収を行っている。

山口県が7月23日付で発表し、厚生労働省も、問題の商品を食べないよう注意を呼びかけている。

回収対象となっているのは、冷凍食品の「子持ちからふとししゃも」で、5月29日ころに輸入されたもの。ベトナムの「RICH BEAUTY FOOD(リッチ・ビューティ・フード)」が製造し、伊村産業が輸入していた。

<自主回収対象品のラベル①>
自主回収対象品のラベル①

<自主回収対象品のラベル②>
自主回収対象品のラベル②

伊村産業が出荷した先の小売店が、商品を開梱した際、容器内に汚物と思われるものと殺鼠剤と疑われるものが混入しているのを発見したという。

殺鼠剤と疑われる異物の成分として考えられているのは、「塩化ダイファシノン」。万が一、摂食した場合、摂取量によっては、喀血や体内出血による頭痛や吐き気、腹痛などを起こすことがある。重篤化すると、生命に影響を及ぼす場合もあるという。

山口県と厚労省によると、これまでのところ、健康被害の報告は受けていないという。

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