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コーセー/iPS細胞が老化の皮膚ダメージを初期化、化粧品開発に応用

2014年10月16日 / 経営

コーセーは10月15日、iPS細胞を作成して行った肌の老化に関する研究の結果、iPS細胞は老化による皮膚へのダメージを初期化することがわかったと発表した。

同一の人から、36~67歳までの異なる年齢時における肌細胞を取り出し、iPS細胞を作成して行った研究で、明らかとなった。研究の結果、細胞に刻まれた老化の痕跡は、iPS細胞による“初期化”の過程で取り除かれ、異なる細胞に分化するというiPS細胞の機能にも影響を及ぼさない可能性が示唆されたという。

今回の結果を受け、老化の過程の再現や、メカニズムの解明がいっそう進むことが期待される。さらに、iPS細胞や、それを分化させた細胞を用いることで、老化研究の領域だけでなく、皮膚の生理機能を解析したり、化粧品成分の評価系の確立や動物実験代替法への応用などに生かすことが可能という。

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