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味の素/飼料用アミノ酸の仏生産工場を増強、市場価格変動に対応

2014年11月27日 / 経営

味の素は11月27日、100%子会社「味の素アニマル・ニュートリション・グループ」がフランスで生産・販売している飼料用アミノ酸「トリプトファン」の生産能力を増強すると発表した。現行の年間4500トンから、7500トンまで拡大する。

味の素アニマルの100%子会社で、フランスを拠点とする「味の素ユーロリジン」アミアン工場の設備を増強する。12月に着工し、2016年5月に完成する予定。

<味の素ユーロリジン社アミアン工場外観>
味の素ユーロリジン社アミアン工場外観

新技術の導入によって競争力を強化すると同時に、飼料用アミノ酸価格の変動に応じて生産品目を切り替える「フレキシブル生産体制」を強化するとしている。

従来から推進している、少ない原燃料での生産を可能にする低資源利用発酵技術を発展させた新しい生産技術を導入。コスト競争力の向上と、低環境負荷での増産が可能になるという。

同時に、リジン、スレオニン、バリンなどのほかの生産品目との設備共有化を実施。必要に応じて生産品目の切り替えが可能な生産体制を強化し、収益の確保と安定化を目指す。

■飼料用トリプトファン増産の概要
生産拠点:味の素ユーロリジン アミアン工場(フランス)
着工:2014年12月
完工:2016年5月

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