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住友商事/ベトナムで韓国大手と製粉の合弁会社設立

2013年06月26日 / 経営

住友商事は6月26日、韓国食品大手のシージェイ・チェイル・ジェダン(CJ)と、ベトナムで小麦粉やミックス粉の製造販売を行う合弁会社を設立すると発表した。

<ベトナム製粉工場完成イメージ図>
ベトナム製粉工場完成イメージ図

住商が49%、CJが51%を出資する。総投資額は4400万ドル(約42億9000万円)。稼働開始は2015年3月を予定している。

CJは、精糖をはじめ、小麦粉・ミックス粉、食用油、医薬品、加工食品、調味料、加工肉、飼料など、多岐にわたる食品関連の製造販売を手がける韓国最大の食品企業。

住友商事が持つベトナム小麦粉市場での販売ノウハウと、CJが55年以上にわたる製粉事業で培った最新鋭の製粉技術を融合させることで、主にベトナム国内で水産加工品やベーカリーなどのハイエンド製品向けで、早期のシェア獲得を目指す。

9000万人の人口を抱えるベトナムは、今後10年で1億人の突破が見込まれており、東南アジアでも屈指の成長市場とみられている。

今後、同国で食文化の西洋化・近代化が進むと予想されるなか、小麦粉・小麦粉関連製品の需要増加をにらみ、合弁会社を設立する。

両社は将来的に、ミャンマー、カンボジア、ラオスといった他の新興国における一次加工品事業分野での新たな展開も検討する。

■合弁会社の概要
会社名:CJ-SC GLOBAL MILLING LLC
本社所在地:ベトナム社会主義共和国バリアブンタオ省
主要事業:小麦粉および小麦粉をベースとしたミックス粉の製造販売
製造能力:小麦の挽砕能力で年間16万トン

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