流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





日清食品HD、三菱商事/インドネシアでの即席めんの製造販売で戦略的提携

2015年12月24日 / 経営

日清食品ホールディングスは12月24日、2015年2月に公表した三菱商事とのアジアにおける戦略的アライアンスに、日清食品HDのインドネシア現地法人・PT. NISSIN FOODS INDONESIA (以下、インドネシア日清) を新たな対象とすることで合意した、と発表した。

三菱商事が、インドネシア日清の議決権割合の34%を取得することを含む本件アライアンスに関する変更契約を締結した。

インドネシアは、世界第4位となる約2億5000万人もの人口を抱え、巨大な国内消費市場を有する。

即席めん市場に関しては、総需要が世界第2位となる134.3億食 (2014年:世界ラーメン協会調べ) の規模を有しており、経済成長に伴って市場の更なる拡大が期待されている。

即席めんの製造販売におけるインドネシア事業については、長年、現地企業との合弁会社として運営してきたが、2014年12月に完全子会社化。

インドネシアの流通・小売業界において高いプレゼンスを有する三菱商事と同国における事業展開について協議を重ねた結果、インドネシア日清を本件アライアンスの新たな対象とすることが、同国における事業成長・収益力強化に資するものと判断し、今回の変更契約の締結に至った。

三菱商事との協働により、流通各社との関係強化を通じた販路の拡大・営業体制の強化などの戦略的アライアンス提携効果の早期実現を含め、インドネシアにおける事業拡大を加速する。

また、ハラル商品を中心とした周辺諸国への輸出などを通じて、日清食品HDグループの海外事業の強化に努めていく。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧