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三菱商事/ミャンマーの食品会社に3割出資

2015年03月30日 / 経営

三菱商事は、ミャンマーで食料・食品事業に参入する。現地で食品・小売・不動産開発事業などを幅広く展開する複合企業「キャピタル・ダイヤモンド・スター・グループ(CDSG)」の食品事業会社「ルビア」の株式を最大30%取得することで合意した。今後、約250億円を投じてミャンマーで食品関連事業を強化していく計画。3月30日に発表した。

ルビアはミャンマーにおいて、製粉事業でトップシェアを持つほか、コーヒー事業でも認知度の高いブランドを持つ食品製造販売企業。

同社を含むCDSGの展開する小麦粉やコーヒーを中心とした飲料の製造販売事業に対し、三菱商事が原料調達から小売までの「食の垂直統合モデル」のノウハウを提供し、既存事業の強化を図る。

同時に、新規事業の創出を目指し、ルビアでの取り組みを通じて、ミャンマーにおける食の安定供給に貢献していくとしている。

ミャンマーでは、近年の民主化政策に伴って規制の見直しが進んでいる。将来的に、CDSGのが手がける農産物の輸出・肥料事業や、小売事業への参画機会が得られる可能性もあるとして、三菱商事はCDSGとの関係を強化する考えだ。

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