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厚労省/食品製造の衛生管理手法「HACCP」普及に向けた検討会

2013年08月27日 / 経営

厚生労働省は、食品製造の工程管理手法として「HACCP(ハサップ)」を普及させるための検討会を9月3日に都内で開く。会議は一般傍聴が可能。

HACCPとは、食品の原料の受け入れから製造・出荷までのすべての工程において、危害の発生を防止するための重要ポイントを特定し、これを継続的に監視・記録する衛生管理手法。

1960年代に米国で開発された方式で、現在では、国連の専門機関が各国に採用を推奨している。

国内ではこれまで、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機構(WHO)の合同機関である食品規格(Codex)委員会からガイドラインが示されているHACCPの普及が推進されてきた。

しかし、海外動向などを踏まえ、厚労省は、国際基準との整合化を図り、食中毒の発生防止や食品衛生法に違反する食品の製造防止などにいっそう注力する必要があるとの考えを示している。

また、官民で食品の大幅な輸出促進を図るなか、海外から求められる安全基準に対応するHACCPの普及が不可欠になっているという。

こうした状況を踏まえ、検討会を開催する。

■検討会の概要
日時:2013年9月3日(火)13:00~15:00
場所:全国町村会館2FホールB
東京都千代田区永田町1-11-35

傍聴申し込みは、FAXかメールで可能。締切は8月28日 17:00
厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課 あて
FAX: 03-3503-7964
Mail:kanshianzen@mhlw.go.jp

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