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オンワード樫山/主要百貨店13店舗で衣料品引取りキャンペーン

2009年09月07日 / トピックス

オンワード樫山は9月7日、今月中旬から大丸札幌店、松屋銀座店など全国7地区のの主要百貨店13店舗で自社が販売した衣料品を百貨店の店頭で引き取り、可能な限りリユース、リサイクルする「オンワード・グリーン・キャンペーン」を実施すると発表した。

オンワード・グリーン・キャンペーンは、自社が販売した紳士、婦人、子供向けなどの衣料品を引き取り、可能な限りリユース、リサイクルを行うもの。引き取りの際に、キャンペーンに参加した顧客への謝礼として、引き取った百貨店内のオンワード樫山ブランドで利用できるクーポン券「オンワードグリーンチケット」(1050円)を進呈する。

回収した衣料品は、可能な限りリユースとリサイクルを行って廃棄ゼロを目指し、リサイクルでは回収した衣料品から再生繊維を作り、この再生繊維を使用して毛布や服飾雑貨などを生産して市場に戻す衣料循環システムを構築する。

引き取り点数は1人10点までで、オンワードグリーンチケットは1回の購入金額5250円につき1枚が使用可能。今秋冬のキャンペーンに参加した顧客に軍手を計1万7500双を贈呈し、環境保全の啓蒙活動に努める。

さらに、社会貢献活動の一環としてクーポン券の売上の一部を活用し再生繊維から作られた毛布を世界の難民救助のための支援物資として寄贈する予定。今春夏に2店舗で実施した活動では、引き取り客数が3752人、引き取り衣料品数が2万127点を数えた。

また、回収衣料品はリユース54%、リサイクル46%の割合で活用し、廃棄量はほぼゼロだった。リサイクルでは、再生繊維を使用して約2万1000双の軍手を生産し、一部をNPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」などを通じて、森林保全活動の関係者に寄贈した。

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