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オンワード樫山/赤十字と共同で回収衣料品の寄贈キャンペーン

2011年03月09日 / トピックス商品

オンワード樫山は3月中旬から、自社で販売した衣料を百貨店の店頭で引き取り、衣料品の循環システム構築を目指す「オンワード・グリーン・キャンペーン」を、百貨店16店舗で順次開催する。
引き取りの際に、顧客の謝礼として、引き取りを行った百貨店内のオンワード樫山ブランドで利用できるクーポン券「オンワードグリーンチケット」1050円(税込相当額)を進呈する。
回収した衣料は、可能な限りリサイクルもしくはリユースを行う。回収した衣料の一部から新たにリサイクル毛布や軍手を生産し、国際機関を通じて寄贈する。2009年春から開始した取り組みで、今年で5年目。
今年からは、日本赤十字社と新たなタイアップをスタートし、世界最大の人道支援機関である赤十字の国際的なネットワークを活用して、世界の被災地への緊急救援や復興支援のため、リサイクル毛布と軍手を寄贈する。
赤十字を通じた初めての寄贈は今年の9月頃に毛布1000枚、2回目の寄贈は来春に毛布2000枚と軍手1万双を予定する。
今春夏の引き取りキャンペーンでは、約10万点以上の衣料の回収を見込んでおり、回収衣料からリサイクル毛布3000枚、軍手8万双を生産する計画だ。
2010年度の引き取りキャンペーンでは、3万9180人から20万3802点の不要な衣料を回収した。回収衣料から作ったリサイクル毛布3300枚は、UNHCRの協力のもと、カザフスタン共和国の難民キャンプとその周辺の医療施設等に寄贈した。

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