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矢野経済研究所/2009年のゴルフ関連市場は8.9%減に

2009年08月06日 / トピックス

矢野経済研究所は8月6日、ことし4~7月に日本国内のゴルフ関連企業約600社に対し面談、アンケートなどで調査したゴルフ市場に関する調査の概要を発表した。調査結果によると、2008年のゴルフ用品国内出荷市場は、前年比0.4%減の2784億9000万円と、4年ぶりに減少した。

関連アイテムの中にはゴルフウエアやパターなど、2007年来好調に推移した市場もあったものの、中心的な商材のウッド、アイアン市場の大幅な減少が足を引っ張る格好となった。反面レディス市場は11.3%増、565億8100万円(メーカー出荷金額ベース)と伸長し、2007年に続き前年比2桁増で伸びた。

商品カテゴリーによってレディス市場の動向には若干バラツキがあるものの、全般的に成長率の高いゴルフウエア市場でも、レディス市場は好調さを維持している。また、レディスゴルファーの増加により市場が拡大したことも影響している。

一方、2009年のゴルフ用品国内出荷市場規模は8.9%減の2538億4000万円と、10%弱という大幅な縮小基調で推移すると予測。2008年後半から用品市場全体が厳しくなっており、ことしはその流れを受けて推移するものと見られる。

用品別の動向では、ゴルフクラブ市場が全体的に不調で、ウッド市場は19.6%減と約20%もの規模縮小が予測され、2008年は非常に好調だったパター市場もその反動減により大幅な縮小が見込まれる。さらに、非常に好調に推移してきたゴルフウエア市場もマイナスで推移する見込み。

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