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1万円超の化粧水/購買層は非富裕層

2010年05月17日 / トピックス

凸版印刷が昨年10月に実施した「高額アイテムに関する購入実態調査」によれば、1万円以上の化粧水を購入した人は、世帯年収300~500万の「非富裕層」が少なくないことが分かった。 

同社は全国の一般男女2万人を対象に食品や日用雑貨など8カテゴリ24アイテムの高額商品購入に関するインターネット調査を実施。アイテムの高額商品購入者像や、購入スタイルについて調べた。その結果、「非富裕層」でも、1万円以上の化粧水を購入するなど、独自の判断基準に従って高額商品を購入する特徴が分かった。

同社は、特定の商品に限って高額なものを購入する、メリハリのある消費活動をする人を「メリハリッチ」と名付け、アイテムごとに購入者のプロファイリングを行い、生活スタイルや購入者像を調べた。

買い物行動では「衝動買いしやすい」、「新しいもの、変わったものを試しに買うことが多い」、「あまり人が使っていないものにも惹かれる」、しかし「古いものでも使えるうちは使う」という特徴があることが判明した。

価格妥当意識としては、「高い」と感じている反面、次回も同価格帯で購入する意向が高いという傾向があり、当該消費者の商品への納得感が浮き彫りになった。

凸版印刷は今後、消費動向調査を継続して実施していく考えだ。高額商品の購買を明確にして、新たなマーケティング戦略立案の基礎資料として活用。調査結果をまとめた調査ダイジェストレポート
「INSIGHTS(インサイツ)special number」を顧客企業などに配布していく予定。

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