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夕食の品数/3.2品が理想、現実は2.5品

2010年07月08日 / トピックス

フジッコが7月7日に発表した、既婚女性と既婚男性を対象に実施したインターネット調査「夕食づくりとお惣菜の活用」によると、多くの主婦が「時間がない」、「レパートリーがない」などの理由から、理想とする、おかず3品を用意することができず夕食作りの「あと一品」に悩んでいる現状が浮き彫りになった。

主婦が夕食作りにかける時間は平均51.25分で、夕食作りの際の要望トップ3は、「時短」(56.4%)、「節約」(55.0%)、「品数・バリエーション」(53.3%)だった。20代の主婦では「節約」ニーズ(68.5%)が突出して高い傾向が見られた。

主婦にとって理想の夕食の品数は3.2品だが、「時間がない」(56.3%)、「ストックがない」(54.4%)、「レパートリーがない」(49.5%)ために、現実には2.5品にとどまっている。このため、91.6%の主婦が夕食を作っていて「あと一品」あればと悩んでおり、買い置きできる惣菜があれば便利だと考えていることが分かった。

夕食時に、「品数が愛情や気遣いに関係する」と回答した夫は71.8%にのぼり、主婦の回答(61.4%)を上回る結果となった。夫は夕食の品数が多いと「気分がいい」(56.8%)、「愛されている、気にかけてくれている」(21.8%)と感じていることが分かった。

夕食に惣菜を購入することに抵抗感のない主婦は45.9%と半数近く、なかでも40代の専業主婦では抵抗感のない人が61%に上った。さらに、夕食を作っていて「あと一品」足りないときに惣菜を購入する主婦を、「割り切り主婦」(60.1%)、「賢い主婦」(20.8%)と捉えており、時間に追われるなかで市販惣菜の活用を肯定的に捉えていることが分かった。

一方、9割以上の夫は惣菜を購入することを気にしない傾向にあり、市販の惣菜を上手くやりくりしている主婦を「賢い主婦」(84.6%)と前向きに捉えていることが分かった。

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