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パルコ/第1四半期の営業利益11%減

2010年07月08日 / 決算

パルコが7月8日に発表した2011年2月期第1四半期決算によると、売上高は651億8300万円(前期比0.2%増)、営業利益21億1900万円(11.6%減)、経常利益20億900万円(13.3%減)、当期利益10億4000万円(20.3%減)となった。

ショッピングセンター事業の売上高は611億8100万円(0.2%増)、営業利益は19億6800万円(14.4%減)となった。パルコでは、既存店売上高は前年を下回ったが、積極的な改装や営業企画の奏功が売上を底支えし、3月19日に開店した福岡パルコが売上高に貢献した。

既存店では、都心店舗グループは成長テナント企業との取組み強化や客層のワイド化を、関東店舗グループは大型パワーテナントの誘致や、食品フロアの大改装による集客と買い回り波及効果をテーマに改装を実施。改装ゾーンの売上高は20.3%増と伸長した。

海外事業では、3月31日にシンガポールにPARCO Marina Bayを開店し、日系の飲食や雑貨テナントが人気を集め、他の商業施設にはない特徴的なゾーン展開が話題となった。

専門店事業の売上高は36億3700万円(9.6%減)、営業利益は1500万円(前期は営業損失1400万円)となった。ヌーヴ・エイは新規出店と時計専門店事業、化粧品・化粧雑貨専門店が牽引し、売上高は前期を上回った。第1四半期は6店舗を出店し、期末店舗数は141店舗体制となった。

通期は売上高2640億円(1.1%増)、営業利益87億円(1.1%増)、経常利益83億円(3.0%減)、当期利益42億円(2.2%増)を見込んでいる。

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