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商品購入の動機/価格同じなら、環境よりもデザイン

2010年08月16日 / トピックス

凸版印刷が8月16日に発表した、ソーシャルプロジェクト研究会の「環境意識と購買動向の調査」によると、商品購入の際に「商品によっては環境配慮を意識する」が約7割に上った。 

凸版印刷は、社会的課題解決のため社外の有識者とともに、専門性の高いソリューションを提供することを目指し、2009年に「ソーシャルプロジェクト研究会」を立ち上げた。同研究会では、環境、エネルギー、観光、子育て、安心安全のモノづくりなどをテーマに調査研究を進めている。

「ソーシャルプロジェクト」は、社会が共有する課題を解決し、持続可能な発展や経済成長、安心安全な社会、幸せを実感する暮らしを実現するために、行政や企業、教育機関、NPOなどが垣根を越えて協働する取り組み。

商品が環境配慮型であるかを「意識する」(3.5%)「商品によっては意識する」(66.1%)を合わせると69.6%の人が購入時に環境性能を意識していて、商品に対する環境意識は高いことが分かった。

価格が同じ商品の場合「環境配慮型の商品」(17.5%)よりも「好みのデザインの商品」(63.8%) を選んだ。品質が同じ商品の場合「環境配慮型の商品」(28.7%)よりも「価格が安い商品」(62.5%)を選ぶ人が多かった。生活者は購入時に「環境配慮」にも機能性だけではなく「デザイン」や「価格」を求めていることが判明した。

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