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ファッションEC市場/2010年度は6%増の4652億円の見込み

2010年11月14日 / トピックス

矢野経済研究所は11月10日、ファッションEC市場に関する調査結果2010を発表した。調査によると、2009年度のファッションEC市場は、金額ベースで4390億円(前年度比6%増)と順調に拡大した。
<ファッションEC市場規模の推移>20101110fashionec.jpg
ブランドホルダー企業にとって自社ECサイトは今後、実店舗との連動など、販売目的だけではない様々な機能を有する重要な位置づけを持ち、ラグジュアリーブランドも含め、今後の開設は必須なると分析している。
2010年度のファッションEC市場規模は4652億円(6%増)となり、成長率は横ばいとなるものの、市場規模は堅調に成長すると予測した。
ファッション商品においてもECが必須の販路として確立され、各社でEC事業のさらなる強化が実行されたこと、テレビCMも開始したZOZOTOWNをはじめとするファッションモール型ECの拡大などが、全体として消費者のECにおけるファッション商品購買率を高めている。
2009年は金融危機以降の景気低迷の影響を強く受けた年であるにも関わらず、逆にその影響を受けたことで、「価格比較・商品比較ができ、時間・場所の制約を受けないEC」という販路が、「賢く買物をしたい」という消費者の購買心理にピタリとはまったともいえると分析している。
調査期間は2010年8月~10月、調査対象はブランドホルダー企業、EC構築支援企業、クロスチャネルサービス展開企業。調査方法は専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、と文献調査を併用した。
■ファッションEC市場に関する調査結果2010http://www.yano.co.jp/press/pdf/703.pdf

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