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イオン/森林保全を配慮した値札導入

2010年12月07日 / トピックス

イオンは、プライベートブランド「トップバリュ」をはじめ、グループの専門店事業会社であるコックス、ブランシェスが展開する商品において、値札などの副資材へのFSC森林認証紙の使用を順次開始する。
<FSC認証用紙を副資材に使用する展開ブランド>20101207ionnefuda.jpg
FSC認証とは、非営利国際機関FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)が認定した認証機関が与える認証。イオンによると、値札などの副資材にFSC認証紙を使用するのは、国内の小売業では初となる取り組みだという。
森林の保全と利用を目的に、森林を適切に管理し、そのような森林から生産された木材を使って製品を作り、流通させ、消費者に届けることを目的とする。
紙・木材製品に同認証マークをつけるためには、林業者が森林認証をうけることと製造・流通・加工業者がCOC認証(Chain-of-Custody:認証された森林からの商品と、されていない森林からの製品が流通過程で混ざり合っていないことを管理・保証する認証)をうけることが必要となる。
イオンは、2008年にFSC認証用紙を使用したコピー用紙をプライベートブランド「トップバリュ共環宣言」の商品として開発・販売をスタートし、現在では学習帳やノート(商品名)など51品目に拡大している。
ミニストップでは、2009年より国内産FSC認証材を100%使用した木造建築のコンビニエンスストアを展開する。
商品そのものや店舗だけでなく、使用頻度の高い副資材へFSC認証の資材を活用することで、持続可能な森林保全の取り組みを強化するものという。

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