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イケア/産学連携研究で「子ども室プロジェクト」

2013年01月11日 / トピックス

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イケア・ジャパンはこのほど、東京電機大学、日本大学理工学部、芝浦工業大学との産学連携による「子ども室プロジェクト」について、経過報告会を東京電機大学・北千住新キャンパスで開催した。

研究では児童(小学生)に特化し、子どもたち自身が落ち着ける子ども室・子どものための空間(居場所)のあり方についての研究を進めている。

子ども室に対する考えやあり方は、時流との関係性が強く、子どものモノから見た家でのライフスタイルを検証しても、リビングにモノが圧倒的に多く集まっていることが確認できた。

大人の考える子ども室は、勉強と就眠を中心に空間をつくる傾向が強く、勉強机と書棚、ベッドの3つの家具を窓際にコを描くように並べるパターンが多い。

子どもは、三者三様で、自分の望むこと-例えばお友達や家族員と語るための大きな机を部屋の真ん中に配置するなど、個の要求に合わせた家具を無意識ながらも自身の身丈に合わせて配置をする、という特徴が見えてきた。

子ども室のスペースは、広ければ良い、という訳ではなく、実験を行った際に使った6畳という部屋の大きさは、小学生低学年にとっては、体の大きさとの関係から落ち着きがなく、高学年になるにつれ、快適な空間スペースとなる様子が分析を行う過程で、分かり始めた。

子ども自身が考えて作り上げた部屋と、親が与えた部屋における子どもの落ち着き度や集中力の違いなどを比較してみると、子どもは子ども自身が好んで作った部屋に滞在している時のほうが、落ち着き度や集中力が高まる様子が伺えた。

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