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TLホールディングス/中国進出の総合サービス「渋谷網」商品化

2009年06月10日 / トピックス海外

TLホールディングス(東京都渋谷区)は6月10日、日本企業の中国進出を支援する総合サービス「CJ-LINX」の第一弾として、新サービス「渋谷網」を開発、7月にプレオープンすると発表した。

中国政府が主導する企業間取引サイト「中国漢正街電子商務平台」(略称・漢正街)で中国の卸企業向けに日本製品の購入をマッチングし、決済・国際物流支援と合わせて提供する。中国で早期に販路を拡大させたい企業などに出店を募る。プレオープン時の出店費用は月額5万円。

同社は今回の渋谷網からCJ-LINXを本格展開させ、その事業拠点として日中それぞれ企業としてのCJ-LINX、CJ-LINX有限公司を設立し、中国電信集団公司グループとの包括的な提携や中国政府公認のビジネスインフラを利用するなどで高付加価値サービスを提供する。

渋谷網は、中国湖北省武漢市の市政府が主導する漢正街で、低コストかつ効率的に日本企業が中国のバイヤーを通して市場に製品を拡販でき、中国電信グループが提供する「電話財布」による迅速な料金回収などを行う。

渋谷網を展開する漢正街は、中国の卸企業20000店舗が取引を行っており、渋谷網が漢正街と連動してバイヤー・出店者を管理。企業の事業基盤や製品のクオリティーなど信頼性の高い取引を斡旋。中国での知名度と関係なく、バイヤーを通して市場に製品を展開できる。OEMによる販売拡大も推進できる。決済は電話財布を利用するため、E特別な手続きを必要とせず容易に導入・運用が可能という。

販売は中国国内販売扱いで販売し、中国卸企業に輸入免許を必要とせず、購入が容易。渋谷網は2010年より広範に出店を募り、年間で出店数200店舗、月額取引高1億人民元(邦貨換算約15億円)を目指す。

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