食品主要195社/25年累計は3933品目値上げ、物流・人件費増が響く
2024年11月29日 15:38 / 商品
帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査によると、12月の値上げは109品、2025年累計は3933品目の見通しとなった。
2024年12月の値上げでは、パックごはんやレトルトパウチ食品など109品目だった。
年内で最も少ない水準で、2024年通年の値上げ品目数は累計で1万2520品目、年間の平均値上げ率は17%となった。
11月末で、2025年累計は3933品目を見込んでいる。2025年1月には1年半ぶりとなるパン製品の一斉値上げに伴い、単月として3カ月ぶりに1000品目超の値上げが予想されている。
また、2025年の値上げ要因では、24年に続き「原材料高」(94.6%)などモノ由来の要因が多数を占めた。
一方、サービス面のコスト上昇を要因とした値上げ傾向が顕著にみられた。中でも、トラックドライバーの時間外労働規制などが要因となった輸送コストの上昇分を価格へ転嫁する「物流費」由来の値上げは89.9%だった。
「人件費」は47.9%と24年通年(26.5%)から大幅に上昇している。
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