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靴3社/1月既存店売上ABCマートのみ増、正月セール好調

2018年02月14日 10:50 / 月次

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靴3社が発表した1月度営業概況によると、既存店売上高は、ABCマートのみ5.7%増と前年同月を上回った。チヨダは6.9%減、ジーフット3.3%減だった。

■ABCマート(2017年2月期売上高:2389億円)
既存店売上高は前年同月比5.7%増、客数5.8%増、客単価0.1%減
全店は、売上高5.4%増、客数5.6%増、客単価0.1%減

出店はなく、閉店7。月末店舗数は941店だった。

1月度は、正月のセール期間が1日短い状況だったが、大変好調に推移した。

商品別では、スポーツシューズが引き続き好調であるほか、寒波の襲来と降雪により冬靴の需要が高まった。

■チヨダ(2017年2月期売上高:1370億円)
既存店売上高は前年同月比5.2%減、客数5.6%減、客単価0.3%増
全店は売上高3.7%減、客数4.8%減、客単価1.1%増

出店0、閉店2、月末店舗数は1085店。

1月は、客単価は上昇したものの、客数が伸び悩んだ。

商品別では、新ブランド「フワラク」のパンプスの販売は引き続き好調に推移し、グローバルブランドスニーカーの販売が回復。

プライベートブランド「セダークレスト」の新商品も好調な滑り出しとなったスニーカー部門も堅調に推移したが、婦人ブーツや子供靴が伸び悩んだ。

地区別では、降雪に対応した品揃えにより、防寒・防水・防滑といった冬物商品の販売が伸びた関東地区、特に駅周辺の店舗は、改装効果で大幅に売上を伸ばす店舗もあり、好調に推移したが、他の地区は苦戦した。

■ジーフット(2017年2月期売上高:1022億円)
既存店売上高は前年同月比3.3%減
全社売上高は2.2%減

1月は、中旬以降の全国的な寒波で、関東地方など降雪のあったエリアでは、防寒・防滑などの機能系冬物商品や長靴・レインシューズの販売が好調だった。

しかし、関東以西の降雪状況の違いや、紳士カジュアルアイテムの売れ行きが昨年を下回ったことなどがマイナス要因となった。

出店0、閉店5、1月31日現在で店舗数893店舗。

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