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イオンリテール/体験型ライフスタイル旗艦店「イオン天王町SC」出店

2022年04月08日 16:50 / 店舗

イオンリテールは4月8日、今秋、横浜市保土ケ谷区に「イオン天王町ショッピングセンター」を出店すると発表した。SCはリアルとデジタルの最新フォーマットを結集した、核店舗「イオンスタイル天王町」と約50の専門店で構成する体験型ライフスタイル店舗の旗艦店となる。

<イオン天王町ショッピングセンター>
イオン天王町ショッピングセンター

SCの前身は1977年にオープンした「ニチイ天王町店ショッピングデパート」で、1992年に「天王町サティ」、2011年には「イオン」に屋号を変え約43年間、地域とともに歩んできた「イオン天王町店」となる。旧イオン天王町店は、建て替えに伴い2020年2月9日に閉店した。

今回、同跡地で、地域の幅広い世代のくらしに圧倒的な便利さと豊かさ、選べる楽しさを提供するため、デジタル技術を活用し、新しい生活様式に対応した店舗として生まれ変わる。

SCが立地する横浜市保土ケ谷区は、横浜市内18区中6番目に人口密度が高く、SC最寄りの「星川駅」と「天王町駅」は、横浜駅まで約5分と横浜都心に近い人気の居住エリアとなっている。

3km圏内に約18万6000世帯、約35万人が居住し、20~50歳代の構成が高く1km圏内に小学校が10校あることから、足元は若いファミリーが多く暮らしている。また、SCの隣接地では、開発道路の新設や大型マンションの建設を一体開発として進めているため、今後も転入が見込まれる有望なエリアだという。

<店舗南東側>
店舗南東側

店舗外観は、自然光を取り込む明るいサッシュ面(窓の部分)をポイントに、キューブ型のデザインを組み合わせ、地域にとけこみながらモダンなイメージを加えた。国道16号線に面する正面入口側には、外から店内を見渡せる大きな窓を配置しているほか、南東側にはオープンエアのカフェスペースを配置し、開放的な空間を演出する。

店舗では、旧店から行っていた保土ケ谷区や警察署といった地域行政や商店街とのイベント、地場野菜の販売や地域団体との取り組み、移動販売など、地域の信頼や愛着を受け継ぐ。一方、フードコートの新設やライフスタイル型専門店、クリニックの導入など、近隣に多く住むZ世代やミレニアル世代、ファミリー世帯のさまざまな期待にも応える新たな拠点を目指す。

また、お客自身や専用スマートフォンで商品のバーコードをスキャンし会計する「レジゴー」やAIを活用した最適な商品提案や接客・サービス、デジタルを活用し、従業員の効率的な働き方にもつなげることで、さらなる顧客満足を実現する。

さらに、イオンのウエルネス売場「スポージアム」とスポーツクラブ「3FIT」が融合した新業態、機能性やデザイン、価格のバランスに優れた独自開発の家電なども展開する。核店舗「イオンスタイル」のほかペット専門店「PETEMO(ペテモ)」や「未来屋書店」など、イオングループの店舗のほか、お客や旧店の従業員の声を反映した、地域のお客のライフスタイルにあった新しいコンセプトの専門店を配置する。また、未病ケアや疾病予防をサポートするクリニックなど、さまざまなニーズと幅広い世代に対応するという。

<出店地>
出店地

■イオン天王町ショッピングセンター
所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区川辺町3
開店日:2022年 秋(予定)
核店舗:イオンスタイル天王町
敷地面積:約1万7000m2
延床面積:約4万5000m2
店舗面積:約1万6500m2
建物構造:鉄骨造地上3階・地下1階建(屋上・地下駐車場)
駐車台数:約500台(屋上約230台・地下約270台)
駐輪台数:約300台
専門店数:約50店舗

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