立川高島屋S.C./全館専門店に11月リニューアル、オーケーが出店
2023年06月29日 16:08 / 店舗
高島屋の連結子会社である東神開発は6月29日、「立川高島屋S.C.」を全館専門店として、11月にリニューアルオープンすると発表した。
立川高島屋S.C.は、1970年6月に「立川高島屋」として開業。移転・増床を経て、現在の立地にて営業を続けていた。その後、一部フロアを段階的に専門店化し、2018年10月には「立川高島屋S.C.」としてリフレッシュオープンしている。
今回のリニューアルでは、立川駅北口エリアの周辺開発による環境変化に対応した「“新生”立川高島屋S.C.」に向けて、買い物だけでなく、より地域の生活に根付いた「暮らしの場」として、地域社会との共生・地域の活性化を目指す。
リニューアルの対象となる地下1階・1階・3階の各フロアは、2023年1月31日をもって百貨店区画としての営業を終了した。
リニューアルコンセプトは、「“立川暮らし”の場」。デイリー性の強い専門店を誘致することで地域の生活必需品ニーズに応えると共に、体験型施設やイベント、趣味嗜好(しこう)の集いの場などを導入する。
地下1階に、ディスカウント・スーパーマーケット「オーケー 立川高島屋S.C.店」がオープン。立川駅前では最大級となる約1676.03m2の売場面積で、地域の生活必需品ニーズに対応する。
また、新たに10階(屋上)を開放し、サポート付き貸農園「シェア畑 Garden」を中心としたコミュニティーゾーンを新設する。「シェア畑 Garden」は、利用者専用の区画で特製大型プランターを利用して野菜づくりができる貸し農園サービス。栽培に必要なものを完備しているため、手ぶらで来園が可能。菜園アドバイザーの指導により、初心者でも年間を通して10~15種類の野菜づくりを気軽にチャレンジできるという。
花やハーブを施設内で楽しめるスペースも設け、年に数回、作物を使ったワークショップも開催。屋上にはイベント広場を新設し、「シェア畑 Garden」と連動した催しや各種イベントを開き、地域のコミュニティーを目指す。
1階は生活雑貨・飲食・食物販、3階は体験型エンターテインメントのテナントが出店予定だ。
さらに、モノレール下の「サンサンロード」に面する西側の入り口を改装。誰でも利用可能な滞在空間を作ることで、サンサンロードのにぎわいをさらに盛り上げる空間づくりを行う。
「たちきたエリアマネジメント」をはじめ、周辺施設・企業・行政とも連携しながら立川駅北口エリアの街づくりに貢献する取り組みを推進する。
■立川高島屋S.C.
所在地:東京都立川市曙町2-39-3
店舗面積:3万2400mm2
店舗数:52店舗(2023年6月29日時点)
駐車台数:202台(立川高島屋S.C.地下駐車場)※その他提携駐車場あり
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